2020年活動レポート
- Coworkation Village MAIZURU
- 4月1日
- 読了時間: 3分
Coworkation Village MAIZURU 2020年度活動レポート
〜つながりが育ち、舞鶴がちょっと面白くなった一年〜
2020年、世界がコロナに揺れる中、舞鶴にある小さなコワーキングスペース「Coworkation Village MAIZURU(CVM)」には、静かに、でも確かに“人のつながり”が育っていました。
舞鶴という地域に根ざしながら、ただの「仕事場」にとどまらず、「出会い」と「交流」のきっかけが次々と生まれた一年。そんなCVMの2020年を、ちょっとのぞいてみませんか?
会員の声から生まれる“自然なつながり”
まず取り組んだのは、「会員同士の交流」をもっと自然にする仕掛け。
例えば、コーヒーマシンのそばに“会員掲示板”を設置したり、倉庫に眠っていたPCを活用してデジタルサイネージを導入。また会員のプロフィールやイベント情報がひと目でわかるようにして、ふとしたタイミングで「おっ、この人面白そう」となる仕掛けをつくりました。

また、Zoomで会員インタビュー動画を作成。コロナで対面が難しい中でも、「誰が、どんな思いで、何をしているのか」が伝わるように。スタッフも動画編集に初挑戦し、スキルアップにもつながりました。
小さなイベントから生まれるコミュニティ
2020年は小規模な交流会もたくさん開催しました。
IT系の仕事をしている人向けの勉強会や、女性限定の「CVM女子会」、若手メンバーを集めた会など…少人数だからこそ、じっくり話せて、しっかりつながれる空気感が好評でした。
特に若手会からは、「しろう塾」というローカルチームが誕生。舞鶴を楽しく知るボードゲームを作ったりと、地域を遊びながら盛り上げる活動が始まっています。

ラジオから舞鶴の“今”を届ける
さらに9月からは、地元FMまいづるでパーソナリティーもスタート!「会えるパーソナリティー」として、CVMの活動や地域の出来事を毎週発信。放送を聞いて遊びに来てくれるリスナーさんも現れました。
テレビや新聞など、他のメディアにも多数取り上げられ、舞鶴内外にじわじわとCVMの名前が広がっていきました。

1年間で250人超の利用者へ
コロナの影響で一時は休館していたCVMですが、地道な宣伝活動や安心できる環境づくり(換気や飛沫シールドの設置、ネット環境の整備など)のおかげで、再開後は利用者が急増!
9月には月間利用者数が250人を超え、今ではほぼ一日中誰かがいる状態に。Google検索やSNS経由で「たまたま知った」という人も多く、CVMが“舞鶴に行ったらちょっと寄ってみたい場所”として認知されてきたのを感じます。
YouTubeチャンネルで、舞鶴の魅力を発信
2020年9月には、舞鶴で活躍する人を紹介するYouTubeチャンネル「舞鶴百花繚乱」もスタート!CVMで撮影し、インタビューを通して人となりや想いを丁寧に伝えるこの動画は、すでに1,000回以上の再生数に。

ここから生まれた“地域のプレイヤーたち”
CVMがただの場所で終わらなかった理由。それは、ここから生まれた新しい動きがたくさんあることです。
例えば、「teamさすてぃなぶる」はコロナ禍でマスクを寄付したり、若手社会人による農園運営を始めたり、竹林の活用に取り組んだり…まさに“地域課題の解決に本気で向き合うチーム”として注目されています。
「しろう塾」も若者ネットワークづくりを本格化し、地元の小中学校での展開も視野に活動中です。
おわりに:CVMは“つながり”の出発点
2020年度のCVMは、どこかで誰かが「やってみたい」と言った想いが、実際にカタチになる場所でした。コワーキングスペースという枠を超え、人が集まり、交わり、未来に向けた小さな芽がたくさん育ちました。
舞鶴に、こんな場所があってよかった。そう思える場所として、これからもCVMは進化し続けます。
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